こんにちは。
甲府デンタルクリニック、院長の石邊です。

災害時は水不足や偏った食生活、環境の変化によりストレスなどで免疫力が低下します。
水不足などにより歯磨きができずお口の中を清潔に保てないと、お口の中や身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に免疫力が低下した高齢者の方は、肺炎などを引き起こす原因にもなるため、できるだけお口の中はキレイに保つよう心掛けましょう。
今回は災害時の口腔ケアの方法をご紹介します。

水を節約したいとき

• 水 大さじ2杯（約30ml）をコップに入れ、その水で歯ブラシを浸す。
• 歯磨きをする。歯ブラシが汚れたら、ティッシュ（ウェットティッシュ）で拭い、磨く。
• コップの水でお口をすすぐ。
• 液体ハミガキ、洗口液があれば、水の代わりにお使いください。※水でのすすぎは不要です。

歯ブラシがないときは、少量の水やお茶でうがいをしてみてください。

唾液を出すことも大切です！

災害時には慣れない環境の変化などによるストレスで、唾液が出にくくなることがあります。
唾液にはお口の中をキレイに洗い流してくれる働きがあります。
顎の付け根の耳の下、顎の下や頬をさすったり、揉んだり押したりして動かしてマッサージをして唾液を十分に出すように心掛けましょう。
また、シュガーレスガムを噛むと、唾液の分泌を促す効果やストレスの緩和にもなります。

まとめ

口腔ケアに関連するものは、防災セットに含めていなかったという方もいらっしゃるかと思います。
ぜひ、新生活を機会として防災セットの見直しや新たに準備などをしてみてはいかがでしょうか。