口内炎を早く治すためには?4つの口内炎の種類と対処法について

口内炎が痛む女性

こんにちは。
甲府デンタルクリニック、院長の石邊です。

皆様は口内炎がなかなか治らないといった経験はありますか?
口内炎は食事のときにしみたり、会話しているときに痛みが生じたりと、何かとストレスを感じるものです。
放っておいても自然に治っている場合も多いかと思いますが、時にはなかなか治らないことも。
今回は、口内炎の主な種類と対処法についてお話しします。

口内炎の種類は主に4つ

まず「口内炎」とは、お口の中の粘膜に起こる炎症の総称です。口内炎は症状や原因別に、「アフタ性口内炎」「カタル性口内炎」「カンジダ性口内炎」「ヘルペス性口内炎」の4種類に分けられます。
ひとつずつご紹介します。

「アフタ性口内炎」

一般的な症状の口内炎です。お口の粘膜に数ミリの白い潰瘍(アフタ)ができるのが特徴で、痛みや腫れ、違和感などの症状が現れます。
過労や栄養不足、精神的ストレスなど体の免疫力が低下しているときに起きやすいです。

「カタル性口内炎」

物理的な要因で、お口の中の粘膜が赤く炎症を起こす「外傷性口内炎」です。唇を噛んだり、入れ歯や矯正器具などが当たってしまったりと、外的な要因や接触がきっかけで粘膜に傷が付いてしまい、細菌が繁殖して炎症を引き起こします。

「カンジダ性口内炎」

お口の中の常在菌であるカビ菌(カンジダ菌)が、増殖して発症する口内炎です。白くてやわらかいこけ状の斑点ができ、赤くただれる、お口の中全体にできるなどの特徴があります。免疫力の低下などによって、カビ菌が増殖することが原因です。

「ヘルペス性口内炎」

ヘルペスウイルスの感染により発症します。歯ぐき・舌だけでなく唇の外側や喉奥に近い粘膜にも現れます。一般的には、生後6か月~3歳くらいの乳幼児のときにかかりやすいといわれています。一度感染すると、免疫力の低下とともに再発を繰り返すことがあります。

口内炎になってしまったらどうするのが良い?

口内炎は、口内炎用の塗り薬やパッチ薬を使用することで刺激を緩和し、痛みを和らげることができます。
痛みが強いときは、パッチ薬のような口内炎の傷口に直接貼るタイプがおすすめです。軟こうタイプは、ティッシュなどで患部の水分をふき取ってから塗ると、長く付着します。
また口内炎を早く治すためには、ビタミンCやビタミンB2といったビタミン群の働きが不可欠です。
日頃からバランスの良い食事を心掛け、口内炎ができてしまった場合は、ビタミンを配合したサプリメントなどを活用して、ビタミンを積極的に摂取するようにしましょう。

まとめ

小さいのに痛くてストレスを感じる「口内炎」ですが、症状を短期間で改善したい場合は、歯科医院の受診がおすすめです。また、強い痛みや口内炎の症状が2週間以上続く場合などは、他の病気が原因で口内炎ができている可能性があるため、医療機関で適切な治療を受けることが大切です。
当院では、口内炎を悪化させないための歯磨きや舌磨き、洗口剤の使用など、お口の中の清掃についてもアドバイスを行なっています。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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