こんにちは。
甲府デンタルクリニック院長の石邊です。

毎年12月13日は「鬼宿日（きしゅくにち）」と呼ばれ、特に縁起が良い日とされています。この日は新しいことをはじめるのに最適な日といわれており、「すす払い」など、正月の準備をはじめる「正月事始め」が行われる習慣があることから、「すす払いの日」として古くから知られています。

今回は「すす払いの日」にちなみ、お口のケアについてお話しします。

すす払いで新年の準備をはじめよう

すす払いとは、一年の間にたまった家の中のすすやほこりを掃除する行事で、一年間の厄を落として家の中を清め、神様を迎える準備をするという意味も込められています。もともとは平安時代の宮中行事だったとされ、現在も神社やお寺で続けられています。
大掃除といえば年末に行う方が多いですが、12月13日の「正月事始め」をきっかけに、少し早めに大掃除をはじめてみるのもおすすめです。

歯の大掃除も忘れずに

家の大掃除と同じように、歯の大掃除も大切です。毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れが、お口の中にも少しずつたまっていきます。そのため、歯科医院でプロによる歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
クリーニングは、「スケーラー」と呼ばれる専用の器具を使い、歯の表面を傷付けないよう、歯垢や歯石、着色汚れをしっかり落とします。特に、歯垢が固まってできた歯石は、普段の歯磨きで取り除くことが難しいため、クリーニングで汚れを落とすことが大切です。歯に歯石が残っているとお口の中に細菌が増えやすくなり、虫歯や歯周病などのリスクが高くなるため、歯科医院で除去することが大切です。

まとめ

今年も残りあとわずかとなりました。一年の締めくくりに、家の大掃除とともに歯の大掃除もしてみてはいかがでしょうか。
当院では、クリーニングのほか定期検診も実施しています。汚れを落とすだけではなく、病気の早期発見や早期治療もお口の健康を守るうえで大切です。少しでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。