【 夏休みの虫歯予防】お子様の歯を守るために

夏休みのむし歯

こんにちは。
甲府デンタルクリニック、院長の石邊です。

夏休みに入ったお子様は、生活リズムが崩れたり、ダラダラとお菓子を食べたりしていませんか?生活習慣や食生活の乱れは、虫歯の原因にもなります。
今回は、お子様の虫歯予防についてお話しします。

虫歯からお子様を守るには?

虫歯からお子様を守るには、以下に気を付けましょう。

  1. ダラダラ食べをしない
  2. スポーツドリンクを飲んだ後はうがいをする
  3. 歯科検診を受ける

【1】ダラダラ食べをしない

お口の中には虫歯の原因である「虫歯菌(ミュータンス菌)」が存在します。
虫歯菌は、糖と接触すると酸を作り出し、歯の表面を溶かします。これを「脱灰(だっかい)」といい、脱灰が進行して、エナメル質に穴があいてしまった状態が「虫歯」です。

唾液はこの溶かされた歯の表面を修復する働きがあり、これを「再石灰化」といいます。
私たちの歯の表面は「脱灰」と「再石灰化」を繰り返し、このバランスが保たれている限り、虫歯のリスクは低くなります。しかし、食べ物をダラダラと長時間口に入れたり、間食が多いと「再石灰化」が間に合わず、虫歯になりやすくなります。

食事は決まった時間に摂るように心掛け、食後は歯磨きをするなどの対策が重要です。

【2】スポーツドリンクを飲んだ後はうがいをする

スポーツドリンクは熱中症対策に有効ですが、実はジュースと同様に砂糖が多く含まれています。こまめに摂取していると、虫歯のリスクが高まるので注意が必要です。虫歯を防ぐためには、スポーツドリンクを飲んだ後はうがいをするか、お水を飲むなどの工夫をしましょう。

また、普段の飲み物はお茶やお水を選び、ジュースやスポーツドリンクはおやつなど決まった時間に与えることがオススメです。

【3】歯科検診を受ける

初期段階の虫歯は症状がわかりにくく、気付かないうちに進行していることもあります。
そういった状況を防ぐためにも、歯科検診の受診が重要です。歯科検診を受けることで、ごく初期段階に虫歯を発見すれば、簡単な処置で治ります。

また、歯科検診では予防処置も行います。とくにフッ化物塗布は、歯のエナメル質を強化し、虫歯になるリスクを減らす効果があります。歯磨き指導も行いますので、一人ひとりに合った歯磨きの方法を学ぶこともできます。
お子様のお口の健康を守るためにも、夏休みの期間を活用し、積極的に歯科検診を受診しましょう。

まとめ

夏休み中など普段とは異なる生活による乱れが、お子様の虫歯リスクを高める原因となります。虫歯予防のためには、今回ご紹介したような工夫、そして定期的な歯科検診が重要です。
お子様のお口の健康を保つために、日常のケアをしっかりと行い、夏休みを楽しく過ごせるようにしましょう。

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