こんにちは。
甲府デンタルクリニック院長の石邊です。

お子さまの食事中の姿勢が、歯並びやお口の健康だけでなく、体の健康にも影響を与えることをご存じでしょうか。
今回は、お子さまにとって大切な、正しい食事中の姿勢についてお話しします。

正しい姿勢の重要性

お子さまが正しい姿勢で食事をすることは、健やかな成長や発達に欠かせません。正しい姿勢は、体のバランスを保つことに加え、食事の質の向上や、健康の維持にも役立ちます。

そのため、普段からお子さまの食事中の姿勢に気を配り、健康的な成長をサポートしていきましょう。

食事中の正しい姿勢とは

背筋が伸びて骨盤が立っていること

膝とおしりの角度は90度が理想です。
背筋が伸びていることで、内臓の圧迫を防ぎ、スムーズな消化につながります。

足が床についていること

足が床につくことで力が入りやすく、硬いものも噛みやすくなります。しっかり噛むことは顎の発達にもつながります。

机と体の距離はこぶし1個分

机と体の間が狭いと食器を持ちにくくなります。反対に、広すぎると前のめりになり、姿勢が崩れやすくなります。
そのため、こぶし1個分ほどの間隔を意識しましょう。

食事をするときのポイント

正しい姿勢で食事をとるためには、次の点に注意すると効果的です。

• 椅子にしっかりと奥まで座る
• 足が床につかない場合は台を用意する
• 食器を持って食べるようにする

これらを意識すると、自然と姿勢が良くなり、体への負担が減って、栄養の吸収もよりスムーズになります。

食事のとり方で意識したいポイント

食事中は正しい姿勢を意識するとともに、以下のような正しい食べ方も心掛けましょう。

• お口を閉じてしっかり噛む
• 一度に食べ物をお口に入れすぎない
• 前歯で噛み切り、奥歯で咀嚼（そしゃく）する

このような食べ方を意識することで、顎の発達が促され、きれいな歯並びにもつながります。

まとめ

正しい姿勢で食事をすることは、お子さまのお口の健康や体全体の健康維持にとって大切です。ぜひ、この機会にお子さまの食事中の姿勢を見直してみてください。
またお口の健康維持のためには、歯科医院での定期検診も欠かせません。お口のトラブルの早期発見・早期治療が、健康維持の鍵となります。気になった方はお気軽にご来院ください。

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